毎年恒例となったゴールデンウィークオフロードチャンピオンシップ、今年もゴールデンウィーク終盤の5月5日に開催いたしました。開催カテゴリーはヴィンテージクラス、スモールカークラス、レーシングトラッククラス、ストックバギークラス、オフロード2WDクラス、オフロード4WDクラスの6カテゴリーで、参加人数はなんと延べ300名を越え、アメリカ最大級のオフロードレース”カクタスクラシック”をもしのぐほどの規模となりました。



 事前に改修されたコースはフラットな路面と様々なジャンプを組み合わせたレイアウト。特にインフィールド中央のロングダブルジャンプから続くウォッシュボードとテーブルトップのコンビネーション、さらに右タイトターンを抜けて2連、3連、2連、そしてさらにテーブルトップへと続く連続ジャンプというテクニカルセクションは、リズム感の必要な谷田部アリーナらしいレイアウトといえるでしょう。





 相変わらずコンペティティブなカテゴリーは人気が高いのですが、最近注目されているのはややスピードを抑えて楽しむカテゴリー。80年代以前のシャシーで参加していただくヴィンテージクラスは根強いファンが多く、ギャラリーにもアピール度満点です。




 レース経験の少ない方やオフロード入門におすすめなのはストッククラスです。レースは2WDと4WDの混走となりますが、2WDは27ターンストックモーター、4WDは谷田部アリーナラベルの35ターンモーター指定なので、楽にコントロールすることができ、レースも十分楽しんでいただける設定となっています。今回の参加者も39名と増えていますが、オフロードの興味のある方ならどんどんチャレンジしていただきたいカテゴリーです。




 レースのインターバルにはチームヨコモのドライバーによるデモンストレーションを行いました。使用したシャシーは新発売となったばかりの12分の1レーシングトラック"SD12-TR"ですが、シャシーのイメージこそ雑誌などで紹介されているものの、実際の走りを見るのは初めてという方が多く、かなり注目度は高かったようです。4WDコンバージョンを装着したシャシー1台のほかはほとんどがノーマルの状態で走行しましたが、小気味良い走りでダブルジャンプもこなしていました。




 レーシングトラックとオフロード2WD・4WDのコンペティティブなカテゴリーは、スタッガースタート方式の5分間周回レースを2ラウンド行う予選形式です。さすがに大規模なレースとあって各メーカーのワークスドライバーを始め、多くの有力ドライバーが多数参戦するハイレベルな争いとなりました。ここで速さを見せたのはこのところ精力的に走り込みを行っている木村選手で、2WD・4WDの両カテゴリーTQという上々の滑り出しです。トラッククラスのTQを獲得したのは野口選手ですが、同選手は2WDで2位、4WDで7位と3カテゴリーでAメインに進出、こちらも調子がいいようです。



ヴィンテージクラス

 ヴィンテージクラスは予選で安定した速さを見せた関選手がTQを獲得、決勝でも他を圧倒する走りを見せてトップを快走します。2位には6番手からスタートで好ダッシュを決めた佐藤選手が入りました。また、このカテゴリーではAメインに進出したマシンの中からコンクール・ド・エレガンスを選出していますが、今回は青山選手のオプティマミッドが獲得し、谷田部アリーナの無料一日走行券がプレゼントされました。




Pos
No
Name
Lap
Time
1 1 関 健
8
4:01.287
2 6 佐藤 雅洋
8
4:14.266
3 3 虫賀 明
8
4:26.849
4 2 柳 宣幸
8
4:27.902
5 4 馬渡 康太郎
8
4:34.548
6 8 木内 延年
7
4:08.855
7 10 青山 定広
7
4:35.632
8 5 柴田 孝男
1
42.053
9 9 垣内 理
1
46.091
10 7 川崎 清次郎
0
-.---


トラッククラス

 高い走破性が人気のトラッククラスはやや波乱の展開、なんとTQの野口選手がオープニングラップでクラッシュ→リタイヤという幕開けとなってしまいます。変わってトップに立ったのは亀谷選手で、さらに後方では瀬尾選手と黒谷選手の激しい2位争いが繰り広げられます。亀谷選手は安定したラップタイムを刻んでトップゴール、2位には僅差の争いを制した黒谷選手が入りました。


 

Pos
No
Name
Lap
Time
1 2 亀谷 貴章
11
5:09.303
2 7 黒谷 進一
11
5:17.359
3 9 瀬尾 健太
11
5:20.694
4 5 杉浦 清彦
11
5:26.460
5 8 鈴木 守
11
5:27.314
6 3 深谷 健治
11
5:30.395
7 10 永留 成浩
10
5:06.228
8 6 関口 正英
10
5:07.315
9 4 木村 守人
9
5:00.587
10 1 野口 国明
0
1.666



スモールカークラス

 スプリント方式で1周の着順レースを3回×2ラウンド行い、合計ポイントで決勝のゼッケンを決める予選形式のスモールカークラス。ただし決勝では毎回スタート方式が変わりおなじみのレースで、ゼッケン1番といえども油断は禁物です。しかしそんな中でも安定感を見せたのは柳茂幸選手で、転倒できない状況ながらもアグレッシブに走行し、16ポイントを獲得してこのクラスを制しました。



Pos
Name
Point
1 柳 茂幸
16
2 柳 幸文
13
3 小林 康生
11
4 木内 延年
8
5 乗田 重光
5



ストッククラス

 一見すると4WDマシンのほうが安定感が高く優勢かと思われたのですが、予選でTQを獲得したのはアソシRC10B4をドライブする弱冠11歳の杉浦選手でした。決勝ではモデファイドカテゴリーのタイムかと思うほどのラップで周回を重ね、松崎選手の懸命の追い上げを尻目にトップを快走します。終盤にワンミスでタイムロスするものの、ファイナルラップも26秒台で仕上げて念願の優勝を果たしました。

 





Pos
No
Name
Lap
Time
1 1 杉浦 悠介
9
4:12.227
2 2 松崎 顕
9
4:25.926
3 10 柳 幸文
9
4:29.515
4 4 鈴木 一彦
8
4:02.246
5 3 林 修
8
4:07.141
6 7 沼野 千潮
8
4:14.224
7 5 樋口 太記
8
4:15.604
8 6 佐々木 和道
8
4:15.996
9 9 満園 よしひさ
8
4:17.195
10 8 島田 逸郎
8
4:29.842



2WDクラス

 スタートはほぼゼッケン通りのきれいなスタートですが、TQの木村選手に2位松崎選手が猛然と襲い掛かります。松崎選手は2WDでは攻略の難しいコース中央のロングダブルジャンプを果敢に飛ぶと、その後のコンビネーションジャンプ区間でついに木村選手を交わします。木村選手も質の高い走りで追い上げをはかりますが、松崎選手は全ラップでロングダブルジャンプをクリア、わずかにミスはあったものの"魅せる"走りでギャラリーまでも圧倒し、トップゴールを飾りました。




Pos
No
Name
Lap
Time
1 3 松崎 隼人
12
5:04.085
2 1 木村 心哉
12
5:04.799
3 6 足立 伸之介
12
5:11.308
4 2 野口 国明
12
5:12.623
5 8 前住 諭
12
5:15.014
6 7 尾野 秀峰
12
5:20.675
7 5 秋元 宏太
12
5:24.896
8 4 三瓶 達也
12
5:29.564
9 9 芹澤 勇久
11
5:01.027
10 10 井土 正継
11
5:01.899



4WDクラス

 各メーカーから新型マシンが発売され活気がある4WDクラスですが、ここでも再び木村選手と松崎選手の若手ドライバーによるドッグファイトが展開されます。さらにその後方でもスタートでジャンプアップした吉岡選手に、前住選手と三瓶選手も加わって各メーカーの意地をかけた熱いバトルが始まりました。トップ2台はほぼ互角の走りでしたが、中盤から徐々にその差が開き始め、木村選手がリードを広げます。もちろんワンミスで順位が入れ替わる間隔でしたが、木村選手は持ち前の安定感を発揮してトップをキープ、先ほどの2WDクラスでの借りを返すような形で松崎選手との争いを制しました。



Pos
No
Name
Lap
Time
1 1 木村 心哉
13
5:14.543
2 2 松崎 隼人
13
5:16.770
3 6 三瓶 達也
13
5:22.119
4 5 前住 諭
12
5:03.209
5 3 吉岡 大輔
12
5:07.353
6 10 宇都木 稔
12
5:09.967
7 8 尾野 秀峰
12
5:13.662
8 7 野口 国明
12
5:15.303
9 4 井土 正継
12
5:15.421
10 9 鈴木 昭
11
5:15.633